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バイクと車いじりが大好きな四十路オヤジの記録です。 四十路で初めての二輪免許取得がいきなりの大型免許! 学生時代から念願のライダーになりました。 バイク乗るのが楽しすぎです。 バイク初心者ですので、免許取り立てのライダーさんにお役に立てるようなブログアップしていきますので、よろしくお願いします。

【Ninja650R '11】フロントタイヤ外し と ブレーキピストンクリーニング

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作業前にブレーキレバー上にあるマスターシリンダーで油量を確認します。

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満タンに入っているのでOK

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ブレーキキャリパーは、2つのボルトで固定されているので、外します

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パッドを固定するスライドピンが固着してしまうとブレーキが効きづらくなるので、磨いてあげましょう。青鯖で劣化しやすい場所です。

キャリパーにブレーキパッドピンがクリップで抜け防止されてます。クリップを外せばピンが抜けます
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ブレーキパッドを外したら早速ピストンの錆を磨きます。
右側だけ錆発生してました。

マスターシリンダーからのフルード供給は、右側のキャリパーで分岐されて左側のキャリパーに送られます。
なので右側のピストンの方が頻繁に動作するから錆やすいのでしょうか。


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ピカールでピカピカ

コンパウンドが残らないようにしっかりブレーキクリーナーをウェスに染み込ませてゴシゴシ拭き取ります。
ピストンリングはゴム部品だしブレーキクリーナー厳禁です。
また絶対にピストングリス部分にブレーキクリーナー吹き付けちゃいけません。グリスの油分が抜けてピストンリングが摩耗しやすくなり、フルード漏れの原因になりかねません。
プシュー吹き付け厳禁!要注意です


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スライドピンは、割りピンを抜けば簡単に外せます。

青錆が出てるので磨きます
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綺麗にすべすべになりました。これで固着はなくスムーズに動いてくれそうです。
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側のブレーキパッドスライドピンも青錆が酷いので磨きます。
パッドがスムーズにスライドしないとブレーキ引きずりやパッド面の偏りにつながりますから。
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こちらもデコボコが平らになって滑らかに
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ブレーキパッドにクリーナーで油分除去
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ついでにパッド残量チェック

パッドの残り溝は均等に3.9mm

 

油面が減ってないのを確認します
しばらくフルード漏れや油面チェックは必ず実施しましょう


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続いて、フロントタイヤを外していきます。

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ブレーキキャリパーを袋につめて、ホースにテンションかからないようにします。
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ホイール右側
フロントホイールアクスルはこちらから抜きます
六角のレンチが必要。トルク管理のためにはヘキサゴンレンチが必須です
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フロント左側にはなにもありません
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六角レンチでクランプボルト緩めます
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アクスルシャフトは14mmの六角レンチで緩めます。
100N・mなので、普通車のホイールナットトルクとほぼ一緒
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シャフトが抜けてタイヤ外し完了
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タイヤ交換などか終わったら、作業完了したので、キャリパーをトルクレンチ使って規定トルクで締め付けます。
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12mmナットをカワサキの整備マニュアルに従い34Nmとなっています。僕はさらに少し強めに締め付けてます。
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キャリパー戻してエンジン始動させて何度かフロントブレーキ握って制動力確認。マスターシリンダーからのフルードが満たされたら、ブレーキが効くようになります。
最初握った時はフニャとして焦りますね。

キーってブレーキ鳴きはしてますが、制動力が「グィッ、グィッ」とパッドとローターの当たりがまばらだったのが、作業後はスムーズになりました。

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油面が減ってないのを確認します
しばらくフルード漏れや油面チェックは必ず実施しましょう。


ブレーキは保安部品なだけでなく、整備不良で自分や周りの人の命に関わる重大事故に繋がる大事なパーツですから、しっかりとした知識と経験が必要です。
でも、メンテナンスを工場任せで安心するのではなくて、ブレーキパッド交換作業や2年点検整備を依頼した後には、締め付けトルクの確認くらいは自分でやるのが、バイク乗りの責任かなと思います。