2018/8/19(日)Ninja650RにZZ-R('06)の純正マフラーを取り付け
2006年モデル カワサキ ZZR1400
最近はZX-14Rに乗っているモトブロガーさんがたくさんいて、バイク乗ろうぜの慎也さんや yocchi motovlogsの yocchiさんも乗っています。
ZZR1400はその前進ともいえるカワサキの大排気量バイクですね。
純正マフラーを外して仮に装着してみました。なかなか良い感じ。
やはり僕はリアから見えるこのフォルムが好きなんです。
早速、ER-6F Ninja650R の純正マフラー外していきます。
マフラーは、長いボルトで固定されていますが、工具が届きにくい場所なので、カウルを外した方が作業しやすいです。
車体左側にドライブギアカバーがあります。そのカバーを外すとコネクタがあります。
この配線は、マフラーに装着されたO2センサーに繋がっています。マフラー外すときはこれを外さないといけません。モンキーレンチでも外れますがかなりかたいです。コネクタ外してから緩めないと、センサーを回して配線がよじれて最悪断線しますので、注意です。
マフラー外そうとしたら、リアタイヤに当たってエキマニのジョイントから引き抜かなかったので、エキマニもはずします。
エキマニは四つのナットで固定されてます。エンジンにボルトが溶接されているので、ネジ切ったら最後です。これは本当に気をつけて外しましょう。
マフラーは二本のボルトで固定されてます。
左側は長いボルトで、クラッチペダル付近のナットで固定されてます。ロングレンチでなんとか入りそうですが、逆側のナットを周り止めしてあげないと緩みません。
長いボルトは、ここにナットがありますので、12mmのスパナで回り止めして緩めます。
エキマニとマフラー外れました。O2センサーを外すには22mmのスパナがあれば良いですが、めちゃ硬いので、モンキーレンチでしっかりホールドして、鉄パイプのテコの原理でグイッと外します。
この部分は熱で錆びやすいので、CRCで潤滑させてからはずします。
O2センサーをお掃除
たまに綺麗にしてあげた方が燃調が正しく制御出来ます。ブレーキクリーナーで油分を浮かして、排ガス汚れを綺麗に拭き取ります。
マフラーのジョイントガスケットをそのまま流用するために、純正フランジ部分は再利用します。
この部分だけを切り取って、ZZ-Rの配管に溶接すればO2センサーを取り付け出来るようになります。
400Rのマフラーがオクで出品されていたので、落札しました。
リアブレーキのマスターシリンダーとフレームとの取り外し作業が大変そうだ。
ZZ-R1400純正マフラーの内径は54mm
あれっ?二本出しだから1400÷2で700ccとなるから、排ガスの体積も650ccとほぼ一緒だと思っていたのに汗
つまり5.5mmの隙間を埋めなくちゃいけません。
マフラー取り付けイメージ
角度も大人しめです。
エキマニとの位置関係です。
高さと車体中心軸のずれがあるので、マフラーパイプを切断して回転させればピッタリ位置出し出来る予定です。たぶん。
マフラーの吊りボルトはここに装着することにしました。ZX-6Rなんかもここですね
ほんとはもう少し前方が良いのですが、マフラーがかかとに近くなりすぎるし、このマウントがアルミ製だということがわかり、溶接できないのなれば、ビス固定の場所がここしかありませんでした。
ここならマフラーを純正に戻してもビス穴が隠せるので目立ちません
ビスを貫通させるので、穴あけ頑張ります。
といってもアルミ製なので、楽ちんです。
削って削って平らに仕上げます
8mmのボルトを通します
ビスの皿が出っ張っていると、タンデムペダルが使えなくなってしまうので、くぼみを作ります。
2mmほどの窪みを作ったので、少しだけ頭が出てますが、タンデムステップを可動させても干渉しません。
ボルトが貫通出来ましたので裏側にマフラー吊れます
車体からステップアームを取り外し。マフラー固定した時にスイングアームやリアブレーキホースに干渉しなくなるようにガリガリ削ります。
平らに固定出来るようにマフラーフランジ部分とアームを削って固定します。
er-6fの純正マフラーは車検用に保管したいので、400Rマフラーをオクで入手しました。
さびさびのボロボロ
まあ安いので仕方ないけど限度あるでしょう
と嘆いても仕方ないので、ジョイントガスケットシートを引っぺがしました
O2センサーのネジピッチ、サイズ共に同じサイズみたい。
配管径もER-6F と同じです。
このままフランジ部は流用出来そうです
内部のガスケットのかすを削り取って綺麗になりました。
ペーパーで綺麗に仕上げていきます。
今日もあり得ない暑さなのでテント張って作業開始です。
パイプ部分をぶった切っていきます
O2センサーのネジとエキマニの取り付けフランジ部分だけは加工が面倒なので使用します
さてこれから大変な知恵の輪の組み立て作業に入ります。
純正マフラーからO2センサ固定ナットを切り出します。
ZZ-Rパイピングに穴空けて仮合わせ
溶接に入ります。
パイピングの仮組み
長さは足りそうですが、角度調整と位置合わせが大変です。
溶接の角度合わせのためにラインを引いておきます。
これでスポット溶接で取り付けに支障がないかチェックしていきます。
点付け溶接で仮合わせ
こんなに隙間が空いちゃってもステンレスだと簡単に塞げちゃいます。
キタコさんのマフラージョイントガスケットを購入!
これでガス抜け無くなります。
ガスケット装着!
中古のニンジャマフラーは、フランジが変形していて隙間だらけ
またまた整形して微調整します。
マフラージョイント付近の曲がりを大目にとってフランジをまっすぐ挿入出来るようにしてあげます。ドレンボルトに干渉しないように何度も仮合わせします。
マフラー完成!
タンデムステップにビス固定してますので安心ですが、ねじれによる金属疲労を軽減するために、マフラーセンター吊り金具を製作します。
パイプをまっすぐ挿入出来るように加工したので、取り付けも取り外しも楽チンです。
純正マフラーを固定していた金具にマフラーパイプの吊り金具に接続するために高さが足りません。
延長するステーを製作するので、段ボールで型取ります。
廃材をたくさん集めているので、鉄板から切り出してステー作ります。
棚板として利用されていた廃材だから、リプがあって、強度高いです
切り出して、溶接して箱状に組み立てます。錆止めにシャシーブラックで塗装して作業完了
あとは取り付けだけだ!
と思ったらマフラーとリアブレーキホースの隙間が10mmしかありません。
熱対策が必要です。
耐熱グラスウールを巻いて熱対策しました。
耐熱グラスウールは、2りんかんで買ってきました。こういう時助かりますね
カウルを取り付けしてみると、アンダーカウルがマフラーパイプに干渉しちゃった。
まあSSではあるあるですので、想定内。
グラインダーで、干渉部分をサクッとカットしていきましょう
パイプとの干渉なし!
マフラーパイプセンター部吊り金具装着。
純正マフラーの固定フランジをそのまま使用します。
完成!